バレーボールの歴史

1895年

バレー誕生

国際YMCAトレーニングスクールを卒業し、体育教師をしていたウィリアム・G・モーガンは、バスケットボールが人とぶつかる激しいスポーツであることに気づき、テニスやバトミントンをヒントに、誰でも楽しむことのできる室内競技としてバレーボールを考案した。
1895年2月9日に初めてバレーボールがプレーされ、その日がバレーボール発祥の日となり、アメリカのマサチューセッツ州がバレーボール発祥の地とされた。

1900年

バレーの普及

アメリカで生まれたバレーボールはカナダに紹介される。

1906年

バレーボールがキューバに紹介される。

1908年

日本にバレーが!

ヨーロッパの体育視察から帰国した東京YMCA体育主事の大森兵蔵氏が初めて日本にバレーボールを紹介した。

1913年

日本でのバレー普及

YMACA体育主事のF・H・ブラウンが日本でのバレーボールの紹介や指導に取り組み、日本でバレーボールが普及し始める。

1920年頃

第一次世界大戦に参戦したアメリカ軍の兵士たちによってヨーロッパにバレーボールが紹介される。初めに、フランスやイタリアに6人制バレーボールが紹介されて、その後ポーランドやソビエト・チェコスロバキアなどヨーロッパ全土に普及していく。

1927年

JVA設立

以前からあった歴史ある大日本排球協会を日本バレーボール協会(JVA)と改称して、正式に設立された。
日本にバレーボールが伝わった当初は、明確なルールがなく16人制や12人制で行っていたが、(JVA)の設立と同時に9人制バレーボールが定着する。

1947年

FIVB設立

初代会長のポール・リボウを中心に、22カ国参加のもとパリで、国際バレーボール連盟(FIVB)が設立された。
国際バレーボール連盟によって国際基準のルールが制定された。

1951年

日本バレーボール協会が設立された後のこの年に、日本は国際バレーボール連盟(FIVB)へ加入した。
その時に、日本も国際基準である6人制を取り入れ、現在のバレーボールの形になる。

1964年

東洋の魔女誕生!

この年に開催された東京オリンピックの数年前から日本国内でのバレーボールの競技力が大きく成長した。
世界と戦うために日本は、それまでパワーや高さの概念しかなかったバレーボールにコンビネーションや精密さといった工夫を取り入れた。現在主流となっているコンビネーションバレーは日本が発祥なのである。

主な試合

●バレーボール世界選手権大会・バレーボールワールドカップ・オリンピックを併せてバレーボール3大大会とされている

バレーボールワールドカップ

1965年に男子の1回大会が開催され、1977年以降は4年に1度日本で開催されている
最多優勝は男子ロシア(6回)、中国(5回)
大会マスコットキャラクターはバボちゃん

全日本バレーボール高等学校選手権大会

2011年から毎年1月に行われる高校バレーボール大会である
通称は「春の高校バレー」
インターハイ・国体と並ぶ高校3大大会として位置づけられている

日本の実績

1960年

バレーボール世界選手権ブラジル大会準優勝(女子)

1962年

バレーボール世界選手権ソ連大会優勝(女子)

1964年

東京オリンピック金メダル(女子)
東京オリンピック銅メダル(男子)

1967年

バレーボール世界選手権日本大会優勝(女子)

1968年

メキシコオリンピック銀メダル(女子)
メキシコオリンピック銀メダル(男子)

1969年

バレーボールワールドカップ東ドイツ大会準優勝(女子)

1970年

バレーボール世界選手権ブルガリア大会準優勝(女子)
バレーボール世界選手権ブルガリア大会3位(男子)

1972年

ミュンヘンオリンピック銀メダル(女子)
ミュンヘンオリンピック金メダル(男子)

1973年

バレーボールワールドカップウルグアイ大会準優勝(女子)

1974年

バレーボール世界選手権メキシコ大会優勝(女子)
バレーボール世界選手権メキシコ大会3位(男子)

1976年

モントリオールオリンピック金メダル(女子)

1977年

バレーボールワールドカップ日本大会優勝(女子)
バレーボールワールドカップ日本大会準優勝(男子)

1978年

バレーボール世界選手権ソ連大会準優勝(女子)

1981年

バレーボールワールドカップ日本大会準優勝(女子)

1984年

ロサンゼルスオリンピック銅メダル(女子)

2010年

バレーボール世界選手権日本大会3位(女子)

2012年

ロンドンオリンピック銅メダル(女子)

TOP