テニスの歴史

紀元前3000年

テニスの起源

テニスの起源には諸説あるが、古代エジプトが起源とされる説が有力である。
当時、ナイル川のデルタ上にあったチニス(Tinnis)もしくはタミス(Tamis)と呼ばれた街で、人々が集まり、球を打ち合ったボールゲームが起源と言われていて、その様子が絵が描かれた壁画がエジプトに残っている。この頃は、スポーツとして行われていたのではなく、宗教儀式として行われていた。

11世紀

テニスの原型

テニスの原型として知られている、フランスの修道院で「ジュ・ドゥ・ポーム」(手のひらのゲーム)が考え出される。このゲームは修道院の中庭や室内に線を引いてエリアを作り、手のひらやグローブをはめた手を使って、ボールを打ち合うもので、宗教的な意味はなく、遊びとして行われていた。

1399年

テニスの名

「平和を讃えて」というイギリスの詩人、ジョン・ガウワーによって書かれた詩の中に「TENETZ」という言葉が記される。

16世紀

ラケット誕生

今まで手を使ってボールを打っていたため、手が痛くなるという問題があり、これを解決するために、木製のラケット(バトワール)が使用されるようになる。

1505年

初の国際試合

イギリス、ウインザー城で行われたイギリスのドーゼット侯とオーストリアのフィリッペ大公による試合が行われる。

1550年

ストリングスの登場

当時、弦楽器にも使われていた羊の腸(ガット)がストリングスとしてラケット面に貼られるようになる。

1873年

近代のテニス

イギリスで近代テニスがはじまる。

1874年

ボールの進化

イギリスのヒースコート氏がフランネル布で表面を補強し、軽量化されたボールが生み出され、芝生の上でよく弾むボールが使われるようになる。

1878年

日本にテニスが!

文部省体育伝習所が開設され、米国人教員のリーランド氏が赴任し、テニス用具を取り寄せて学校教育の一環として日本人に指導する。

1913年

硬式テニス

慶應義塾大学が硬式テニスを採用し 硬式テニスが一般に広まっていく。

主な試合

ウィンブルドン選手権

6月から7月にかけてイギリスのロンドンにあるオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブで開催されるテニスの4大国際大会の1つ
現在のコートのサーフェイスは芝

全米オープン

8月末から9月初めにかけてアメリカのニューヨークにあるUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターで開催されるテニスの4大国際大会の1つ
現在のコートのサーフェイスはハード

日本の実績

1989年

全日本選手権男子 谷沢英彦が最年少優勝

1992年

韓国オープン 松岡修造が日本男子初のツアー優勝
松岡修造 世界46位

1994年

ジャパンオープン 伊達公子が3連覇
伊達公子 世界5位

1995年

全仏オープン 伊達公子がベスト4進出
ウィンブルドン 松岡修造がベスト8進出
全豪オープン 沢松奈生子がベスト8進出

1996年

ウィンブルドン 伊達公子がベスト4進出

1997年

ジャパンオープン 杉山愛が優勝

2004年

ウィンブルドン 杉山愛がベスト8進出
アテネ五輪女子ダブルス 杉山愛/浅越しのぶペアが4位進出

2006年

車いすテニス国枝慎吾 シングルス世界1位

2007年

車いすテニス国枝慎吾 年間グランドスラム達成

2008年

全米オープン 錦織圭が4回線進出

2011年

錦織圭 世界25位

2012年

楽天ジャパンオープン 錦織圭が日本男子初優勝

2014年

全米オープン 錦織圭がアジア男子初の準優勝
錦織圭 世界5位

2015年

3月 錦織圭 世界4位(伊達公子の世界最高位に並ぶ)

2016年

リオデジャネイロ五輪シングルス 錦織圭銅メダル獲得

2018年

全米オープン 大坂なおみが優勝(日本選手として史上初の4大会シングルス制覇)

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